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気密測定は個人でも依頼できる?費用・依頼方法・工務店への伝え方を解説

気密測定 投稿日: 2026-08-25 MU設備広報
気密測定は個人でも依頼できる?費用・依頼方法・工務店への伝え方を解説

こんにちは!MU設備です。

この記事をお読みの方は「個人だけど気密測定を依頼しても良いのかな?」とお考えの方ではないでしょうか。

実は、気密測定を行いたいと思っても「工務店を通さず、施主が個人で依頼してもよいのか」と迷う方は少なくありません。

結論からいうと、気密測定は施主様個人でも依頼できます

住宅会社が気密測定を予定していない場合や、施工会社とは別の専門業者に測定してもらいたい場合、すでに入居している住宅の気密性能を確認したい場合も、個人から気密測定業者へ直接相談できます。

ただし、建築中の住宅を測定する場合は、工務店やハウスメーカーとの日程調整や現場への立ち入り許可が必要。

そこで、本記事では気密測定を個人で依頼するメリットや費用、依頼するタイミング、工務店への伝え方、測定までの流れを解説します。

この記事の監修者

監修者 MU設備代表 向井達哉
MU設備代表 向井達哉
本記事は、当社の広報部が作成し、気密測定技能者(IBECs認定)の資格を持つ代表向井達哉が監修しました。 MU設備は関西エリア(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山見、滋賀県)を中心に気密測定を専門に行っています。年間実績は約500棟。
気密測定技能者は、JIS A 2201「送風機による住宅等の気密性能試験方法」に基づく測定方法などを習得した専門技術者です。
IBECs公式サイトで気密測定技能者について確認する

気密測定は個人でも依頼できる

改めてですが、気密測定をご依頼いただく方は、工務店やハウスメーカーなどの住宅会社様だけではありません。

次のような施主様からの直接依頼も可能ですし、MU設備でも個人様のご依頼は多数お受けしております。

・新築工事中の住宅を測定したい
・工務店が気密測定を予定していない
・住宅会社とは別の専門業者に測定してもらいたい
・完成した住宅の最終的なC値を確認したい
・購入した住宅へ入居した後に気密性能を調べたい
・リフォームや改修後の気密性能を確認したい

もちろんMU設備でも、工務店様・ハウスメーカー様だけでなく、施主様個人からのご依頼に対応しています。個人様で依頼する場合も、建物の状況や希望する測定時期を確認したうえで、必要な準備や測定の流れをご案内しています。

「個人で依頼する」と「自分で測定する」は違う

当然ですが、個人で気密測定を依頼することは、施主様自身が測定することではありません。

施主様が気密測定業者を選び、専門業者へ直接測定を依頼するという意味ですが、住宅のC値を測定するには、気密測定器を設置して建物内外に圧力差をつくり、そのときの風量や圧力を測定する必要があります。

一般財団法人住宅・建築SDGs推進センターでは、「JIS A 2201 送風機による住宅等の気密性能試験方法」に基づく測定方法を習得した登録者を、気密測定技能者としています。

簡易的な方法で隙間風を探すことはできますが、住宅全体のC値を正確に確認するには、専用の測定器と測定に関する知識が必要です。

自分で行う簡易チェックとの違いは、以下の記事で詳しく解説しています。

気密測定は自分でできる?DIY手順とプロ依頼の違いを徹底解説

個人で気密測定を依頼するメリット

では次に個人で気密測定を依頼する際のメリットについて見ておきましょう。

自分の家の気密性能を数値で確認できる

まず一つ目は自分の家の気密性能を数値で確認出来るという点です。

住宅会社から「高気密住宅です」と説明されていても、実際のC値は建物を測定しなければ分からないですよね。ここで不安に思う方も多いのではないでしょうか。

C値は、住宅全体にどれくらいの隙間があるのかを床面積当たりで表した数値であり、数値が小さいほど、住宅全体の隙間が少ないことを示します。

気密測定を行うことで、建材の仕様や施工会社の説明だけでは分からない住宅の気密性能を、実測値として確認できます。

施工会社とは別の第三者専門業者へ依頼できる

工務店やハウスメーカーが手配した業者ではなく、施主様自身が選んだ専門業者へ測定を依頼できる点も重要です。

施工会社とは別の立場から測定してもらうことで、住宅の気密性能を客観的な数値として確認できるためですね。

ただし、気密測定は施工会社の品質を一方的に追及するためのものではありません。

特に中間測定では、工務店と測定業者が協力して漏気箇所を確認し、住宅の品質改善につなげることが重要です。

弊社でも工務店様と協力して住宅の品質改善に繋げた事例が多数ございますので、こちらのページから是非ご覧ください

漏気箇所を補修できる可能性がある

内壁の石膏ボードやクロスを施工する前に中間気密測定を行えば、漏気箇所を確認して補修できる可能性があります。

漏気しやすい箇所には、次のような場所がありますが、完成後は壁や天井の内部が仕上げ材で隠れるため、補修できる範囲が限られることを覚えておきましょう。

・電気配線の貫通部
・給排水管の周辺
・換気ダクトの貫通部
・窓や玄関ドアの周辺
・床と壁の取り合い部分
・浴室まわり
・気密シートや気密テープの接続部分

気密性能の確認だけでなく、数値の改善まで希望する場合は、中間段階で測定することが重要です。

測定結果報告書を受け取れる

MU設備では、測定後に試験結果報告書を作成しています。

報告書には、C値だけでなく、建物の実質延べ床面積や総相当隙間面積、測定時の条件などが記録されます。

住宅の気密性能を口頭で聞くだけでなく、測定結果を資料として保管できることも、専門業者へ依頼するメリットと言えるでしょう。

MU設備の測定結果報告書のサンプルはこちらからご確認いただけます。

ただし、測定結果報告書は住宅の気密性能を記録するものであり、施工会社による補修や特定のC値を自動的に保証するものではありません。

目標とするC値や、数値を達成できなかった場合の対応については、住宅会社との契約内容を事前に確認しておきましょう。

個人で依頼するなら中間測定と完成後測定のどちらがよい?

ここまで読んでいただいた方は既知かと思いますが、気密測定には、大きく分けて中間気密測定完成後気密測定があります。

「ふむふむ、基本的に中間気密測定を選んでおけばいいんだよね」と思われるかもしれませんが、厳密に言うとどちらを選ぶべきかは、測定の目的によって異なります。

改善を目的とするなら中間気密測定

中間気密測定は、断熱・気密工事が完了し、内壁の石膏ボードなどで隠れる前に実施します。

中間測定のメリットは、結果に問題があった場合でも、漏気箇所を探して補修しやすいことです。

そのため、高気密住宅を目指すのであれば中間気密測定を行う意味やメリットは非常に高いと言えますよね。

測定後に工務店が補修を行い、再測定することで、C値がどの程度改善したかを確認できます。

住宅の気密性能を少しでも改善したい方は、中間測定を優先して検討してください。

最終的な性能確認なら完成後気密測定

完成後気密測定は、仕上げ工事やクリーニングが完了した段階で行います。

ご入居されてから実生活をする際のC値を確認できることがメリットではありますが、壁や天井の内部が仕上げ材で隠れているため、中間測定と比べて補修できる範囲は限られます。

完成後測定は、引き渡し前の性能確認や、完成した住宅の記録を残す目的に適していると言えます。

入居後の住宅でも測定できる

実は入居後も気密測定できることをご存知でしょうか。

すでに入居している住宅でも、条件が整えば気密測定を行えるのです。

「高気密住宅を購入したが、実際のC値を聞いていない」「室内の隙間風が気になる」「現在の気密性能を確認したい」といった場合もご相談可能。

ただし、入居後の住宅では家具や設備が設置されているほか、建物内部の気密層が見えないため、漏気箇所を発見できても補修が難しい場合があります。

まずは現在の気密性能を確認することを目的としてご検討ください。

気密測定を行う時期については、以下の記事でも詳しく解説しています。

気密測定のベストなタイミングはいつ?中間・完成の違いと失敗しない段取り

建築中の住宅を個人で測定する場合は工務店への確認が必要

個人で気密測定を依頼できるからといって、工務店へ連絡せずに測定業者を現場へ呼ぶことはできない、ということは覚えておきましょう。

建築中の現場は工務店やハウスメーカーが管理しているため、測定日や現場への立ち入り、測定前の準備などについて調整が必要です。

また、中間測定で漏気箇所が見つかった場合、実際の補修は基本的に施工を担当する工務店が行います。

気密測定を希望する場合は、できるだけ早い段階で住宅会社へ相談しましょう。

工務店への伝え方

工務店には、次のように伝えると話を進めやすくなります。

「住宅の気密性能を確認したいため、施主側で気密測定の専門業者を手配したいと考えています。補修可能な中間段階で測定を行いたいのですが、実施可能な時期と現場の調整について相談させてください。」

施工不良を疑っているという伝え方ではなく、住宅の品質を確認し、必要があれば完成前に改善したいという目的を共有することが大切です。

契約前に確認しておきたいこと

これから住宅会社を選ぶ段階であれば、契約前に次の内容を確認しておくことをおすすめします。

・気密測定を実施する予定があるか
・中間測定と完成後測定のどちらを行うか
・目標とするC値はいくつか
・測定業者は誰が手配するか
・施主が選んだ測定業者を入れられるか
・数値が目標に届かなかった場合に補修するか
・補修後に再測定するか
・測定結果報告書を受け取れるか
・費用は建築費に含まれているか

上記のことを口頭で確認するだけでなく、重要な条件は見積書や契約書、打ち合わせ記録などに残しておくと認識の違いを防ぎやすくなります。

個人で気密測定を依頼する流れ

1.気密測定業者へ問い合わせる

まずは、電話やお問い合わせフォームから気密測定業者へ連絡します。

新築工事中、完成後、入居後のどの段階なのか、希望する測定時期や現場の所在地を伝えましょう。

弊社ではメールLINE、お電話(080-6117-8931)でもご相談を承っておりますのでお気軽にご相談ください。

2.建物の情報を伝える

次に見積もりや測定準備のために、建物の情報をお伺いします。

問い合わせ時点では分からない内容があっても問題ありません。分かる範囲で伝え、必要な情報は工務店へ確認します。

3.工務店と測定日を調整する

建築中の住宅では、気密工事の完了時期に合わせて測定日を決めます。

測定時期が早すぎると、まだ気密層が完成していないため正しく測定できません。反対に遅すぎると、漏気箇所が仕上げ材で隠れて補修しにくくなります。

測定業者と工務店の双方で工事状況を確認し、適切な日程を調整します。

4.見積もりを確認して正式に依頼する

測定料金だけでなく、交通費、報告書作成費、再測定費などを確認します。

総額と追加費用が発生する条件を確認したうえで、正式に依頼しましょう。

5.現地で気密測定を行う

測定当日は専用の気密測定器を設置し、住宅内外に圧力差をつくって測定します。

中間測定では、測定中に漏気箇所を確認し、補修できる場所が見つかることもあります。

施主様が立ち会えるかどうかは、現場の状況や工務店の方針によって異なります。立ち会いを希望する場合は、事前に確認しておきましょう。

6.測定結果と報告書を確認する

測定後は、C値や総相当隙間面積(aA値)などの結果を確認します。

数値だけを見るのではなく、測定時の建物の状態、中間測定か完成後測定か、どこに漏気が見られたかも含めて確認することが重要です。

気密測定の数値の見方はこちら

個人様で依頼する場合の費用

MU設備の気密測定料金は、次のとおりです。

中間測定または完成後測定のどちらか1回は、50,000円(税別)、中間測定と完成後測定を行う2回のプランは、100,000円(税別)です。

どちらのプランにも試験結果報告書の作成費が含まれています。

現場までの距離によっては、別途交通費が発生する場合があります。お問い合わせ時に現場住所をお伝えいただければ、交通費を含めた費用をご案内します。

完全分離型の二世帯住宅など、測定箇所が複数になる住宅では料金が変わる場合があります。

詳しい費用については、以下の記事をご確認ください。

気密測定の費用・相場と業者選びのポイント

個人で依頼する気密測定業者の選び方

気密測定に関する知識や資格を確認する

気密測定は、測定器を設置すれば誰でも同じ結果になるわけではありません。

建物のどこまでを測定対象とするか、どの開口部を処理するか、測定値が適切かを判断する知識が必要です。

気密測定技能者が在籍しているか、JIS A 2201に基づいた測定へ対応しているかを確認しましょう。

測定結果報告書を発行しているか

C値を口頭で伝えるだけでなく、測定条件や結果を記載した報告書を発行している業者を選びましょう。

報告書作成費が測定料金に含まれているかも確認が必要です。

漏気箇所の確認まで対応しているか

中間測定を行う場合は、数値を測るだけでなく、漏気箇所の確認や改善に向けたアドバイスへ対応しているかが重要です。

ただし、漏気箇所の発見と実際の補修工事は別の業務です。

測定業者がどこまで対応し、実際の補修を誰が行うのかを事前に確認してください。

個人からの依頼に対応しているか

気密測定業者によっては、工務店や法人からの依頼だけを受け付けている場合があります。

施主様からの直接依頼に対応しているか、工務店との調整について相談できるかを確認しましょう。

料金の内訳が明確か

測定料金だけで判断せず、次の費用を確認することをおすすめします。

・交通費
・報告書作成費
・再測定費
・証明書発行費
・測定箇所が複数ある場合の追加費用
・キャンセル料

問い合わせ時に総額の目安を確認しておくと安心です。

測定結果が悪かった場合はどうする?

気密測定で想定より高いC値が出た場合は、まず測定時の建物の状態と漏気箇所を確認します。

中間測定であれば、電気配線や配管の貫通部、窓や玄関ドアの周辺、気密シートの接続部などを補修できる可能性があります。

MU設備では、測定後の現場で漏気箇所を探し、改善に向けたアドバイスを行っています。

実際の修繕は、基本的に施工を担当する工務店様に対応していただきます。

完成後や入居後は、壁や天井の内部が隠れているため、補修できる場所が限定されます。それでも、窓や建具、目に見える配管まわりなど、確認できる範囲で漏気箇所を探せる場合があります。

測定結果が悪かったからといって、すぐに施工不良と断定することはできません。

建物の構造、気密工法、測定段階、目標としていたC値、契約内容などを整理し、施工会社と対応を話し合うことが重要です。

MU設備は施主様個人からの気密測定依頼に対応しています

MU設備では、大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県を中心に、施主様個人からの気密測定依頼に対応しています。

中間気密測定と完成後気密測定のどちらも依頼可能です。

気密測定技能者が専用の測定器を使用して住宅のC値を測定し、試験結果報告書を作成します。

数値を測定するだけでなく、現場で漏気箇所を確認し、改善に向けたアドバイスまで行っていることがMU設備の特徴です。

「工務店へどのように伝えればよいか分からない」「現在の工事段階で測定できるか確認したい」といった段階でも、お気軽にご相談ください。

MU設備の気密測定対応エリアを確認する

気密測定の個人依頼に関するよくある質問

気密測定は工務店を通さずに依頼できますか?

施主様からMU設備へ直接ご依頼いただけます。

ただし、建築中の現場は工務店やハウスメーカーが管理しているため、測定日や現場への立ち入りについて施工会社との調整が必要です。

工務店に内緒で測定できますか?

建築中の住宅では、工務店に内緒で測定することはできません。

測定には現場への立ち入り、電源の使用、窓や設備の状態確認などが必要です。施工会社へ測定の目的を説明し、了承を得たうえで実施してください。

個人で依頼する場合、いつ相談すればよいですか?

中間測定を希望する場合は、できるだけ早い段階でご相談ください。

内壁の石膏ボードやクロスなどを施工した後では、漏気箇所の確認や補修が難しくなります。契約前または着工後の早い段階で工務店へ希望を伝えておくと、日程を調整しやすくなります。

引き渡し後や入居後でも依頼できますか?

引き渡し後や入居後の住宅でも、条件が整えば気密測定を行えます。

ただし、完成後は補修できる範囲が限られるため、数値の改善を重視する場合は中間測定をおすすめします。

測定結果が悪かった場合、補修してもらえますか?

MU設備では、漏気箇所の発見と改善に向けたアドバイスを行います。

実際の補修工事は、基本的に施工を担当する工務店様の対応となります。測定前に、結果が目標値へ届かなかった場合の対応を工務店と確認しておくと安心です。

測定には立ち会えますか?

現場の状況と工務店の方針によって異なります。

立ち会いを希望する場合は、測定業者と工務店の双方へ事前にご相談ください。

個人で依頼しても試験結果報告書を受け取れますか?

個人からのご依頼でも、試験結果報告書をお渡しします。

MU設備の料金には報告書の作成費が含まれています。

MU設備の測定実績をご紹介

ではここでMU設備の測定実績をご紹介します。

こちらの事例では、補修前のC値が1.38でしたが、補修後にC値を0.89まで下げることが出来ました

MU設備のサッシまわりウレタン処理の画像
サッシまわりウレタン処理
MU設備の玄関土間パッキンまわりテープ処理の画像
玄関土間パッキンまわりテープ処理
MU設備の玄関土間パッキンまわりテープ処理の画像
玄関土間パッキンまわりテープ処理
MU設備の電気配線まわりテープ処理の画像
電気配線まわりテープ処理

まとめ|気密測定は施主様個人でも依頼できる

気密測定は、工務店やハウスメーカーだけでなく、施主様個人でも依頼できます。

個人で専門業者へ依頼することで、自分の家の気密性能を実測値で確認し、測定結果を報告書として残せます。

特に中間気密測定は、仕上げ材で隠れる前に漏気箇所を確認し、補修へつなげられる可能性がある重要な機会です。

ただし、建築中の住宅を測定する場合は、工務店やハウスメーカーとの調整が欠かせません。

施工会社と対立するための測定ではなく、住宅の品質を確認し、必要に応じて改善するための測定として目的を共有しましょう。

MU設備では、関西6府県を中心に、施主様個人からの中間気密測定・完成後気密測定のご依頼を受け付けています。

測定時期や工務店への伝え方でお困りの場合も、まずはお問い合わせください。

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