【徹底解説】気密測定の価格相場と依頼前に知っておきたいポイント

気密測定 投稿日: 2025-10-20 MU設備広報

こんにちは、MU設備広報部です。

省エネ住宅や高気密高断熱住宅に注目が集まる中で、気密性能を正しく確認することは欠かせません。

しかし、実際に気密測定を依頼しようとすると

「費用はどのくらいかかるのか?」

「どのタイミングで依頼すればいいのか?」

といった疑問を持たれる方も多いと思います。

そのため本記事では、「気密測定の価格相場、費用に含まれる内容、依頼方法やタイミング」などをわかりやすく解説します。

これから新築やリフォームを検討されている方はもちろん気密測定業者を探している方もぜひ参考にしてください。

気密測定とは?

そもそも気密測定とは、住宅にどれだけ「隙間」があるのか?を専用の測定器で調べる検査のことです。
測定結果は「C値(相当隙間面積)」として表され、数値が小さいほど住宅の隙間が少なく、高い気密性能を持つことを示します。

C値は以下の式で算出されます。

「建物全体の隙間面積÷実質延べ床面積=C値」

一般的に、C値が1.0以下であれば「高気密住宅」と評価されます。

気密性能が高い住宅は、暖房や冷房の効率を高めるだけでなく、計画換気の効果を最大限に発揮し、結露やカビの発生リスクを減らすことにもつながります。

気密測定の価格相場

気密測定の価格は、依頼方法や測定回数によって異なります。一般的な相場は以下の通りです。

・中間測定(工事中のみ) … 5〜10万円程度
・完成後測定(竣工時のみ) …5〜10万円程度

1回あたりの費用とは別に測定業者の所在地から現場までの距離によっては出張費が加算される場合もあるため、各業者に事前に確認しておくと安心ですね。

ちなみに、MU設備では 中間気密測定・完成後気密測定をそれぞれ50,000円(税別)でご提供しております。
また、2回セットの場合もわかりやすい料金プランをご用意し、追加で報告書費用をいただくことはありません。

年間約500棟の住宅で測定を行ってきた実績をもとに、単に数値を出すだけでなく「改善につながる測定」をご提供しています。

「数値を証明したい工務店様」「これから家を建てる施主様」「リフォーム後の性能を知りたい方」まで、幅広く対応可能です。

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費用に含まれる内容

気密測定の費用には、以下のような内容が含まれるのが一般的です。

・専用機材(ブロワードア試験機)を用いた測定作業
・C値の算出と測定データの記録
・測定報告書の作成
・必要に応じた改善提案やアドバイス

特に報告書は、住宅性能を証明する客観的な資料として利用することができ、省エネ基準適合証明や長期優良住宅の認定を受ける際にも重要な役割を果たします。

測定タイミングによる違い

気密測定は大きく分けて2つのタイミングで行われます。

中間気密測定(工事中)

断熱材や気密処理が完了し、内装工事を行う前に実施する測定です。
この段階で気密性能が不十分であれば、隙間の補修や施工の見直しが可能です。

中間測定を行う最大のメリットは「やり直しが効くこと」です。

完成後では手直しが難しい場所も、この時点であれば比較的容易に改善できますよ。

完成後気密測定(竣工後)

建物が完成し、引き渡し前に行う測定です。
このタイミングでは最終的な住宅性能を数値として確認できます。

ただし、完成後にC値が基準に満たなかった場合は修正が難しく、多大なコストがかかる可能性もあります。
そのため、できれば中間と完成の両方で測定するのが理想的です。

誰に依頼すべきか?

気密測定を依頼する方法は主に2つあります。

工務店や住宅会社に依頼する場合

住宅会社が窓口となって測定を手配してくれるため、施主側の手間が少なく安心です。
施工状況やスケジュールを把握している担当者が調整してくれるのでスムーズに進みます。

専門の測定業者に直接依頼する場合

コストを抑えられる可能性があり、第三者としての公平な視点から測定を行ってもらえる点がメリットです。
ただし、日程調整や現場とのやり取りを自分で行う必要があります。

気密測定を行うメリット

そもそも、気密測定を実施することで得られるメリットは多岐にわたります。

・住宅性能を数値で確認できる
・光熱費の削減につながる
・換気計画が正しく機能する
・結露やカビのリスクを減らせる
・将来的な住宅の資産価値を高められる

上記のように、単に「測定するだけ」でなく、長期的な住環境の快適性やランニングコスト削減にも直結するため、費用以上の価値があるといえますね。

また、将来的な視点で見ても気密測定を行うメリットは大きいと言えるでしょう。

費用を抑えるための工夫

ただ、気密測定のコストをできるだけ抑えるためには、以下の工夫が有効です。

・複数の業者から見積もりを取り比較する
・工事スケジュールと合わせて効率的に測定を行う
・出張費がかかるかどうか事前に確認する
・2回セット測定を検討する

このように安さだけにとらわれず、報告書の質や改善提案の有無なども含めて比較検討することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

気密測定の価格相場は、1回あたりおおよそ5〜10万円程度が一般的です。
費用には測定作業だけでなく報告書作成や改善アドバイスも含まれるため、住宅の品質を保証するうえで大切な投資といえます。

測定のタイミングは「中間」と「完成後」の2回行うのが理想的であり、将来の光熱費削減や快適な住環境づくりにつながります。

「この家は本当に高気密なのか?」と不安を感じる方は、迷わずプロの気密測定を依頼しましょう。
正しい測定と改善によって、安心して暮らせる住まいを実現できます。

なお、MU設備では関西全域を対象に、中間測定・完成後測定をそれぞれ50,000円(税別)でご提供しています。
年間約500棟の測定実績を持つ有資格者が、第三者の立場から正確な測定と報告書作成を行いますので、工務店様・施主様ともに安心してご依頼いただけます。

「自宅の性能を数値で確認したい」

「これから建てる家の気密性を保証したい」

という方は、ぜひ一度MU設備にご相談ください。

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著者情報

MU設備広報
本記事は、当社の広報部が作成し、気密測定技能者(IBECs認定)の資格を持つ代表向井達哉が監修しました。 MU設備は関西エリア(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山)を中心に気密測定を専門に行っています。こちらのコラムページでは専門知識を活かし、 気密測定の仕組みや活用法、その他気密測定に関するお得な情報について分かりやすく解説します。
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