C値の目安はどれくらい?高気密住宅で確認すべき基準と気密測定の重要性

C値 気密測定 更新日: 2026-05-18 MU設備広報

こんにちは、MU設備広報部です!

2026年5月現在、家づくりを進める中で、「C値」という言葉を目にする機会が増えていませんか?

高気密高断熱住宅を検討している方であれば、住宅会社や工務店から「C値が大切です」「当社は高気密住宅です」と説明を受けることもあると思いますが、「C値の目安はどれくらい?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

C値は、家の気密性能を表す大切な数値ですが、数値の目安だけを知っていても十分とはいえません

重要なのは、自分の家で実際にどれくらいのC値が出ているか

この記事では、C値の基本的な意味や目安、高気密住宅で確認すべきポイント、そして気密測定の重要性について解説します。

この記事の監修者

監修者 MU設備代表 向井達哉
MU設備代表 向井達哉
本記事は、当社の広報部が作成し、気密測定技能者(IBECs認定)の資格を持つ代表向井達哉が監修しました。 MU設備は関西エリア(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山)を中心に気密測定を専門に行っています。年間実績は約500棟。 こちらのコラムページでは専門知識を活かし、気密測定の仕組みや活用法、その他気密測定に関するお得な情報について分かりやすく解説します。

C値とは?

MU設備が使用している、C値が記載された気密測定機器の画像

C値とは、住宅にどれくらいの隙間があるかを表す数値です。

正式には「相当隙間面積」と呼ばれ、単位は ㎠/㎡ で表されます。

簡単にいうと、家の延床面積1㎡あたりに、どれくらいの隙間があるかを示すもの。

C値が小さいほど、家全体の隙間が少なく、気密性が高い住宅といえます。
反対にC値が大きい場合は、隙間が多く、外気の影響を受けやすい住宅ということです。

たとえば、C値1.0㎠/㎡の場合、延床面積1㎡あたり1㎠の隙間があるという意味です。

数字だけを見ると小さく感じるかもしれません。

しかし住宅全体で考えると、その隙間は意外と大きな面積になります。

C値の目安はどれくらい?

C値には、現在の省エネ基準のような明確な義務基準はありません。

そのため、「この数値以下なら必ず高気密住宅」と一律に決められるものではないのが実情。

ただし、家づくりの現場では、おおよその目安として以下のように考えられることが多いです。

C値目安
2.0以上隙間が多く、気密性が高いとは言いにくい
1.0前後一定の気密性能がある住宅
0.7以下高気密住宅として比較的良好な水準
0.5以下かなり気密性が高い住宅
0.3以下高い施工精度が求められる超高気密住宅

一般的には、高気密住宅を目指すならC値1.0以下がひとつの目安になります。

さらに、冷暖房効率や換気計画、快適性まで重視する場合は、C値0.5以下を目標にするケースも。

C値が悪いとどうなる?

疑問に思っている女性の画像

C値が悪い、つまり家に隙間が多い状態だと、住み心地に影響が出ることがあります。

代表的なのは、冬の寒さです。

隙間から冷たい空気が入り、室内の暖かい空気が逃げてしまう。
その結果、暖房をつけていても足元が冷えたり、部屋ごとの温度差が大きくなったりします。

また、冷暖房効率にも関係します。

せっかくエアコンで室内を暖めても、隙間から空気が逃げてしまえば効率は下がります。
暖房の効きが悪い、電気代が高い。そんな悩みにつながることもあります。

さらに見落とせないのが、換気への影響です。

住宅には計画換気がありますが、隙間が多いと想定外の場所から空気が出入りしてしまいます。
本来の給気口から空気が入らず、計画通りに換気が働かない可能性も出てきます。

気密性は、単に「寒い・暑い」の問題だけではありません。
快適性、省エネ性、換気、結露対策にも関わる重要な性能です。

C値は設計ではなく実測で確認するもの

気密測定をしている作業員の画像

C値で特に大切なのは、実測値であることです。

断熱性能を表すUA値は、建物の仕様や図面をもとに計算できます。

一方で、C値は実際に建物を測定しなければ分かりません。

なぜなら、気密性能は現場の施工精度に大きく左右されるからです。

同じ断熱材を使っていても、同じ窓を採用していても、施工の仕方によってC値は変わります。

住宅会社から、以下のように言われても、それだけで自分の家のC値が分かるわけではないので注意してください。

「高気密仕様です」
「過去の平均C値は良いです」
「気密には配慮しています」

実際に建てている家、または完成した家を測定して初めて正確なC値が確認できます。

ここが大事なところです。

C値は、言葉ではなく数字で確認する性能。

そして、その数字を出すために必要なのが気密測定です。

気密測定を行うタイミング

気密測定には、大きく分けて「中間気密測定」と「完成後気密測定」があります。

中間気密測定は、建物の工事途中で行う測定です。
内装が仕上がる前に行うため、もし隙間が見つかった場合でも補修しやすいというメリットがあります。

一方、完成後気密測定は、建物が完成した状態で行う測定です。
実際に住む状態に近い建物の気密性能を確認できます。

どちらにも意味がありますが、気密性能を改善するという意味では、中間気密測定の価値は大きいです。

完成後に「思ったよりC値が悪かった」と分かっても、壁や天井が仕上がっているため原因を特定したり補修したりするのが難しくなります。

高気密住宅を目指すなら、できれば中間段階で一度確認しておくのがおすすめです。

ちなみに、MU設備では関西全域で中間気密測定、または完成後気密測定を¥50,000(税別)からご対応しております。

以下は弊社が行なった事例となります。

MU設備による中間気密測定の事例画像

こちらは実質延べ床面積121.24㎡で、C値初回測定時は0.61㎠/㎡でしたが、C値補修後は0.37㎠/㎡に改善いたしました。

MU設備による中間気密測定の事例画像

またこちらは実質延べ床面積164.92㎡で初回測定時C値が0.36㎠/㎡でしたが、補修後はC値0.25㎠/㎡に改善されました。

このように弊社では中間測定時にC値を改善した事例が多数ございますので、安心してご依頼いただければと思います。

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また、お客様の声をこちらのページにまとめておりますので、よければご覧ください。

まとめ

C値は、住宅の気密性能を表す重要な数値です。

一般的には、C値1.0以下が高気密住宅のひとつの目安。
より高い性能を目指す場合は、C値0.5以下を目標にするケースもあります。

ただし、C値は図面や仕様だけでは分かりません。

実際の建物で気密測定を行って初めて、正確な数値を確認できます。

高気密高断熱住宅を建てたい方にとって、C値はとても大切な判断材料です。
しかし、それはあくまで実測してこそ意味のある数値。

住宅会社の説明だけで判断せず、自分の家のC値を確認することが、後悔しない家づくりにつながります。

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